節税しないことは、売上をドブに捨てるのと同じことです
医院経営や病院経営で、節税対策をすることは悪いことですか? もちろん、悪いことではありません。
節税は、納税者の権利です。

あなたが、個人事業主として、医院経営を行っているとすれば、所得税を40%とすれば、1億円稼いでも、手元には18%の1800万円しか残りません。ここで、節税対策を行うことで、200万円を節税できたとすれば、手許現金は2000万円になります。節税対策をせずに、2000万円の手許現金を残すためには、1億1100万円の医業収益が必要になります。
つまり、200万円を節税したことで、1100万円もの医業収益を上げたことと同じです。
そもそも、所得税の最高税率は50%なので、あなたの医業収益が、もっと高ければ、節税による効果は、より大きいことになります。しかも、この手許現金を銀行への借金の返済に回しているとすれば、繰上げ返済することで、金利に相当する金額も儲かることになるのです。
あなたが、節税対策をしないことは、お金を捨てていることと同じです。 小さな金額からでもよいので、必ず、節税してください。
ここでは、医院経営・病院経営に使える節税対策を、できるだけ多く列挙していきます。
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