個人事業主の院長先生でも、医療法人の理事長でも、iDeCoに加入しよう。

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2019/04/10
個人事業主の院長先生でも、医療法人の理事長でも、iDeCoに加入しよう。

今年も3月15日に確定申告が終わりましたが、所得税を口座振替している院長先生は4月中旬に引き落としがされます。個人の院長先生だけではなく、医療法人の理事長で給料をもらっている場合でも、年収が2,000万円を超えていると確定申告が必要となります。

年末調整を行っていないと、結果的に追加で所得税を支払うケースも多いと予想されます。そのため、毎年必ずこの時期になると、個人の院長先生からも、医療法人の理事長からも所得税を節税する方法がないのかと聞かれます。

節税商品を購入すれば所得税を節税することもできますが、まずは国が提供している制度は活用すべきです。

最近、法律が改正されて、誰もが加入できるようになったものに、個人型確定拠出年金という制度があります。これは、個人型DCまたはiDeCoとも呼ばれます。

 

1. iDeCoとは、一言でどんな制度なのか

iDeCoとは一言でいえば、自分で掛け金を決めて金融商品に投資することで運用して、将来、年金として引き出すことができる制度です。

引き出すお金を給付金と呼び、下記の3つの場合に受給できることになります。

 

2. 加入できる人の範囲とは?

iDeCoについての法律が改正されたことで、下記に該当する人以外は全員加入できるようになりました。

ということで、個人事業主の院長先生も、医療法人の理事長も、iDeCoに加入できます。

それだけではありません。
個人事業主の医院や医療法人で働く看護師や従業員も自分で申し込めば、加入できるのです。さらには、働いていない専業主婦でも加入できます。

なお、上記の加入できない範囲には、勤務先で企業型確定拠出年金(企業型DC)に加入していて、かつ規約で個人型DC(iDeCo)への同時加入を認めていない場合も含まれます。ただし、医療法人が企業型DCに加入していることは、ほとんどありません。というのも、看護師や従業員の入れ替わりが激しいため、そのたびに手続きが必要となり、煩雑だからです。

iDeCoであれば、院長先生も、看護師も、従業員も自分で申請から手続きまで行うため、転職したとしても個人事業主の院長先生や医療法人が行う手続きはありません。

 

3. 加入できる金額の上限とは?

ここまでの説明から、「iDeCoは自分で証券会社に口座を作って運用して、受け取るときに税金のメリットがあるのは分かった。だけど、今は所得税を節税する方法を知りたいんだ」と考えるかもしれません。実は、iDeCoには大きな税制上のメリットがあります。

それは、運用するために毎月掛けていくお金は全額が所得控除(小規模企業共済等掛金控除)となるのです。そして、運用益には一切の税金がかかりません。

銀行に預けている利息にも税金がかかるのに、iDeCoの運用によって受け取る利息には税金がかからないのです。最後は、先ほど説明しましたが、給付金を受け取るときにも一部の税金が優遇されています。

これほどの税務上のメリットがあるため、当然ですが掛け金の上限が決まっています。

ということで、個人事業主の院長先生であれば、年額で81万6000円も所得控除ができます。妻や子供が医院経営や病院経営を手伝っていて、専従者給与などを受け取っていれば、2人とも81万6000円の所得控除ができるため、それだけ給与を増額すればよいのです。

所得税率が40%(住民税を合わせると最大で55%)とすれば、979,200円の節税効果があります。

また医療法人の理事長であれば、1人で年間27万6000円が上限となります。そのため、妻や子供が医療法人の理事などに就任していて、給料を受け取っているのであれば、2人とも同じように年間27万6000円の所得控除ができます。つまり、それだけ給料を増やして、医療法人の経費が増加しても所得税が変わらないことになります。

ここでも所得税率が40%とすれば、331,200円の節税となります。

これは国の制度であり、銀行の窓口で申し込めば、すぐに始めることができます。

最後に、ここまでiDeCoの仕組みを聞いても、
「金融商品に投資するのであれば、自分の運用で失敗して損失が出たら、税制上のメリットなんて意味がないのでは?」
と考えた院長先生もいるかもしれません。

確かにiDeCoの運用方法として投資信託やJリートのように利益が出る反面、元本割れのリスクがある金融商品に投資することもできます。しかし、元本保証型として定期預金という金融商品に全額を投資することもできるのです。これなら運用の失敗はありません。

運用する金融商品の内容もインターネットで変更することができ、手続きも簡単です。

 

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