医院や病院が、患者から予約診療費を徴収するときに注意すべきこと

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2021/02/10
医院や病院が、患者から予約診療費を徴収するときに注意すべきこと

医院や病院が、患者から予約診療費を徴収するときに注意すべきこと

昔は医院や病院に行くと、患者が診察券を受付に出して、呼ばれるまで、ひたすら待ち続けるという状況をよく見ました。午前中9時から開業する医院や病院の前に10人以上の患者が並び、10番目以降になれば、1時間どころか、2時間ぐらい待たされることもありました。

ただし、患者を待たせても、満足度が上がるはずもなく、予約システムを導入する医院や病院が増えてきました。一時期は電話で確認するシステムが主流でしたが、今やインターネットで予約できるシステムがほとんどです。

システムの使用料も高くないため、患者1人当たりの診療時間が長い、精神科、整形外科、歯科は当然のこと、内科や耳鼻科、眼科などの診療科目でも導入すべきです。このとき、予約料を徴収するとそれは予約診療費と呼ばれます。もちろん、予約料を徴収せず、無料としている医院や病院も多くあります。

そもそも、医院や病院が予約診療費を徴収することは、問題ないのでしょうか?

ここで、予約診療費とは選定療養の1つであり、保険診療と保険外診療の併用を認めている保険外併用療養費制度に基づくものとなります。

つまり、厚生労働省は、「予約に基づく診察」として、予約診療費の徴収を認めているのです。ただし、厚生労働省では予約診療費について、下記のように定めています。

医院や病院が、患者から予約診療費を徴収するときに注意すべきこと

上記の通り、選定療養に当たるため、基本的には、医院や病院が任意で導入することができます。

例えば、初診の患者のみ導入している精神科などもありますし、特定の外来である禁煙外来の患者だけから徴収することもできます。その場合に、予約診療費を徴収しない患者に、無料で予約システムを使わせることも問題ありません。

ただし、予約診療費を徴収される患者が不公平だと感じれば、クレームとなりますので、徴収することをホームページに記載する、院内掲示するなど理解してもらうように努めるようにしましょう。

また、最初に予約診療費を徴収せず、つまり、すべての患者に予約システムを無料で使わせて、予約診療を始めた場合には、あとから有料とすることは難しくなります。

そのため、今後、新たに予約システムを導入する医院や病院があるならば、患者から予約診療費を徴収するかどうか、最初に決めるべきです。

なお、上記の(7)において、「予約料の額は、社会的に見て妥当適切なものでなければならない」としています。予約診療費の統計データから、平均は2,205円となっています。

また、予約診療費の相場ですが、安ければ100円程度、逆に高くなると50,000円を設定している医院や病院もあります。高額な予約診療費を徴収する医院や病院は、例えば、待合室が特別仕様となっているなど環境面での差別化があったり、もしくは診療時間が1時間以上かかるなどサービス面での差別化をしています。

つまり、「妥当適切」な金額とは、患者にとって納得できる金額であればよく、10,000円以下でなければいけないなどの金額の基準はありません。そして、これが意味するのは、高額な予約診療費を支払ってでも、その医院や病院で診察を受けたい患者がいるということです。特に、予約診療費を徴収している医院や病院は、年々、確実に増えているのです。

なお、オンライン診療であっても、予約診療費は徴収して問題ありません。

 

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