- 2013/01/16
医師会への入会金、医師会館の建設負担金は、経費にしてよいのか?
医院経営や病院経営を行っていると、窓口収入は現金でもらったので売上、保険診療収入も2ヶ月後に入金される金額は確定するので、売上になるというのは理解できると思います。 一方、支払ったもの、例えば、レセプトで使うコピー用紙か […] 続きを読む
開業するときには、高い保証金と内装を作り込み、高額な医療機器を購入します。そして、広告宣伝を行ったとしても、すぐに患者が集まるわけでもなく、高い賃料と、看護師と受付の社員の給料は支払わなくてはいけません。
もちろん、自己資金だけでは足りるはずもなく、金融機関からお金を借りなければ、開業はできません。そのあと、医業収益が上がり、借金の返済も楽になった頃に、看板の作り直し、予約システムの導入、床や壁紙の修繕、新しい医療機器の入替えなどをやりたくなるのです。その頃には、いろいろな金融機関と付き合いができるので、借り換えによって、現在の借入の条件を見直すことはできます。また、儲かってきたことで、医療法人になり、分院を出店したり、介護事業を始めたり、有床にしたりと、事業拡大を目指すならば、金融機関から、今まで以上に、お金を借りることを考えるかもしれません。現在の医院や病院をリニューアルするにしても、拡大路線を取ることにしても、資金調達し続けなければ、医院経営や病院経営の競争力を保つことはできないのです。
そもそも、医院経営や病院経営では、資金繰り計画と上手く付き合っていかなくてはいけないのです。それを嫌だなと敬遠するのではなく、
もちろん、上記のことを判断するためには、資金繰りの計画表を理解し、キャッシュフロー計算書が読めることが大前提になります。結果が書いてある資料が読めなければ、正解か、間違えたのか、判断すらできないからです。ここでは、戦略的な資金繰りを考えるだけではなく、書類の読み方も合わせて、解説していきます。