あなたの歯科医院の広告は、本当に、効果がありますか?

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医療関連のコンサルティング
2012/01/30
あなたの歯科医院の広告は、本当に、効果がありますか?

電車の乗ろうと、ホームに行くと、必ず、歯科医院の、地図付きの看板が立っています。そのあと、電車に乗り込むと、壁の歯科医院の広告が目に付き、外を見ようと窓を覗くと、その左下に、他の歯科医院の広告シールが貼ってあります。

電車を降りて歩くと、電柱に歯科医院の看板があり、隣を通り過ぎるバスにも歯科医院の広告があります。もちろん、バスに乗れば、中に歯科医院の広告が貼ってあり、アナウンスも流れるでしょう。 どこにでも、歯科医院の広告は溢れています。 これだけ、広告の競争が激しいのですから、普通の広告を出していたのでは、まったく効果がありません。 医療法の規制があるので、限界はありますが、最低限、やるべきことをやらないと、広告費用を捨てることになります。

事例1

広告事例その1

事例2

広告事例その2

どうでしょうか?
あなたは、歯科医院の院長として、どちらの広告事例の方が、効果があると思いますか?
あなたが、すでに開業しているならば、実際に、どちらに似た、広告を出していますか?

実は、この2つの広告には、決定的に、違う点があります。
それは、事例1では、歯科医院の経営者としての立場から考えているのに、事例2では、患者の目線で広告を作っている点です。

一般の医院経営や病院経営と違い、歯科医院は、歯科という診療科目で勝負するため、どうしても、自分の専門性をアピールしにくくなります。 そこで、事例1のように、インプラントを専門に扱っているように見せることは、悪いことではありません。インプラント治療は高額なので、イメージ広告も載せて、綺麗な体裁で、すっきりとしていて、戦略的な広告にはなっています。 ただ、歯が痛くなれば、緊急で歯科医院に行きますが、インプラントのような治療は、急ぎません。そのため、患者はいくつかの歯科医院を回って、実際にインプラント治療をするところを決めるはずです。

つまり、インプラント治療とは、患者にとっては、高額で時間がかかる治療であり、決断するのに、かなりハードルが高いのです。それに、今すぐ、インプラント治療を考えている人は、歯が抜けたり、入れ歯だったり、歯の病気がだいぶ進行しています。すでに行きつけの歯科医院がある可能性も高く、そこから、あなたの歯科医院に乗り換えさせることは、大変なことです。

それでも、この事例1の広告で、インプラントの治療を依頼する人が、数人でもいれば、治療費は高額なので、費用対効果は悪くありません。歯科医院の経営として、意味のない広告とまでは言えないでしょう。

一方、事例2では

一方、事例2では歯周病の予防という言い回しで、誰もが悩む内容で、幅広く、患者を募っています。イメージの画像も貼らず、言葉だけで勝負しています。事例1とは違い、予防のため、歯科医院に来ませんかという広告なので、治療は高額ではなく、保険診療の範囲内になります。しかも、今は、行きつけの歯科医院がない、潜在的な患者に対しての呼びかけになっています。  

そのため、患者が予防のために来院するだけでは、費用対効果は悪いと考えられます。 これを打開するためには、歯科医院に来た患者が、次の治療にステップアップできるように、歯周病のパンフレットや予防方法を詳細に書いた小冊子を用意する必要があります。 歯ブラシなども、あなたの歯科医院で販売し、磨き方なども教えます。 そのことで、患者が、あなたの歯科医院をかかりつけと考えてくれれば、長い付き合いが始まるのです。それでやっと、広告の費用対効果がプラスになるのです。

医療広告のハードル

もちろん、事例1の方が手っ取り早く、広告にお金をかけて、それに見合う患者を集めれば利益が出ると言えます。インプラント治療は高額なので、患者に対してアピールするために、歯科医院の内装も、できるだけ高級感のある感じに仕上げなくてはいけません。 それでも、治療費を考えると、ハードルが高いので、広告を出しても、患者が来ても、インプラントの治療を依頼しないことも、予想されます。つまり、ギャンブル的な要素が強く、お金がかかる広告と言えます。

一方、事例2では、広告文を読んで、ホームページを見る人のために、そこにも多くの情報を載せていれば、まったく患者が来ないことはありません。 ただ、先ほども指摘したとおり、パンフレットや小冊子など、別の治療を薦めるアイテムを、事前に用意しておかなくてはいけません。  
お金よりも、労力がかなりかかる広告戦略と言えます。

私は、あなたの歯科医院には、事例2の広告方法をお勧めします。  
ただ、最終的に、どちらを選択するのかは、あなた次第です。

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