歯科医院が目指すべき1日の患者数を知っていますか?

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医療関連のコンサルティング
2017/07/30
歯科医院が目指すべき1日の患者数を知っていますか?

歯科医院が目指すべき1日の患者数を知っていますか?

厚生労働省から統計データが毎年、発表されます。
その中には当然ですが、歯科医院のデータも含まれます。

まず医療施設動態調査によると、平成27年の4月から平成29年の4月までの歯科医院の施設の数はほとんど変わっていません。
68,912施設ですが、27年4月で68,810施設ですので、102施設しか増えていないのです。

歯科医院が目指すべき1日の患者数を知っていますか?

私の周りでは歯科医院の新規の開業がかなりあるので、結果的に、閉院している歯科医院も多いのだと予想できます。ただ一方で、歯科医院の総数が増えなければ、競争激化に拍車がかかることはないとも言えます。

次に都道府県別の歯科医院の数も確認しておきましょう。
当然ですが、歯科医院が多い都道府県であるほど、競争は激しいことになります。患者が多い都道府県は歯科医院の数が多くてもよいですが、北海道、茨城、新潟、長野、静岡、広島などは患者の総数に比べると、競争が激しい県と考えられます。

歯科医院が目指すべき1日の患者数を知っていますか?

歯科医院は開業と同じペースで閉院しているため、医療広告を打ち出して、目標となる患者数を獲得することに力を入れるべきだと分かりました。

それでは、1日の何人の患者数を目指せばよいのでしょうか?

これも厚生労働省が発表している医療費の動向という統計データから分かります。

歯科医院が目指すべき1日の患者数を知っていますか?

この2つのデータから1施設当たりの平均の患者数が分かります。

歯科医院が目指すべき1日の患者数を知っていますか?

診療日数については、週休2日と祝日に休診すると248日となります。昔は木曜日と土曜日の午後、日曜日と休診している医院や病院が多かったですが、最近では土曜日も終日診療を行うところが増えています。とすると、週休2日と祝日が休診となります。さらに、お盆5日間と年末年始8日間も休診すると、診療日数は235日と計算できます。

歯科医院が目指すべき1日の患者数を知っていますか?

診療時間が8時間とすれば、1時間で3人強を治療する必要があります。患者1人にかける時間は15分が目安ですので、クリアできる人数です。

というよりも、1日25人の患者の数は平均値なのですから、半分以上の歯科医院がクリアしている人数となります。

それでも、659点という平均の診療報酬で歯科医院1施設当たりの平均の売上が4000万円ということですから、本来であればもう少し売上は上げるべきです。1.5倍の6000万円は難しくても、5000万円ぐらいは目指さないと銀行への返済や新しい医療機器の入れ替え、それに院長先生の収入は確保できないと思います。
659点とすると、1日に目指すべき人数は32人となり、8時間の診療時間では1時間で4人を治療することになります。ただ1人15分の治療で、1分のロスもなく、キャンセルする患者もゼロというのは無理でしょう。

そこで、2つの方法が考えられます。
1つ目が1人当たりの診療報酬を増やすことです。
659点から5%を増やすと、690点です。レセコンからは診療行為別の明細書が打ち出せます。一度、確認して検査なども含めて、増やせる診療報酬がないか確認してみましょう。診療報酬を1.5倍にしようというのではなく、平均からたったの5%を増やすだけですから難しい話ではないと思います。

2つ目が診療時間を延長することです。
「これ以上、深夜まで歯科医院を開けておくのはつらい」ということであれば、日曜日に開けるという方法もあります。下記はやはり厚生労働省が発表している日曜日に診察している医院や病院の数となります。歯科医院だけではなく、すべての診療科目を合算した施設数となります。

歯科医院が目指すべき1日の患者数を知っていますか?

これを見ますと、日曜日に終日診療している医院や病院の数は全国で3,364箇所しかないのです。とすれば競合は少なく、オフィス街にある歯科医院は無理ですが、住宅街にある歯科医院であれば、患者は集まると思います。週休は1日となりますが、これで診療日数として287日が確保できます。

歯科医院が目指すべき1日の患者数を知っていますか?

1日25人のままで、診療報酬と診療日数を増やすことで、目標の5000万円に達しました。

一度、3つの項目のうち、どれか増やせるものがないか、検討してみてください

 

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