医院開業の内装工事代金は、一戸建てと変わらない金額なので、有効に使うべき

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2012/03/05
医院開業の内装工事代金は、一戸建てと変わらない金額なので、有効に使うべき

医院開業の内装工事代金は有効に使うべき医院開業するときには、建物の内装を造ります。院長向けの雑誌には、全国のいろいろな医院や病院の内装がカラーで紹介されていたりします。

この内装を造るコストの平均は、いくらだと思いますか?

平均は、1坪50万円です。

もし50坪の場所で、医院開業すると、内装工事代だけで、2500万円もかかることになります。

木造2階建ての一戸建ての建築コストと同じぐらいかかるのです。延べ床面積30坪の一戸建てで、基礎工事から、キッチン、お風呂、洗面所の設備も含まれて、2500万円あれば、お釣りがくるでしょう。建売りではなく、注文住宅の価格帯です。

それに、首都圏であれば、2500万円の土地が付いて、新築分譲価格5000万円ぐらいで、売り出されるのです。これと比較してみると、医院開業のときの内装工事代金は高いと思いませんか?

そこに住み続けるわけでもなく、しかも、数年間に一度は、壁紙を張り替えたり、床を張りなおしたり、修繕も頻繁に必要です。それでも、この金額が平均なのです。

もちろん、安い内装業者を探せば、1坪30万円でやってくれますし、高級な内装に拘れば、1坪70万円かけることもできます。じゃ、1坪30万円が安いから、そこに頼めばいい・・・という訳でもありません。1坪30万円は、それなりの仕上がりです。

それに、1坪30万円であっても、50坪の内装を依頼すれば、1500万円もかかるのです。内装を造ってから、仕上がりが気に入らないという理由で、やり直すことになれば、結果的にコストが高くなってしまうだけではなく、その間、医院開業が遅れてしまいます。

賃貸契約も行い、看護師も雇い、この日から開業すると決めていたのに、1ヶ月も開業が遅れれば、売上はゼロ、経費だけ発生して、大損失です。

そのロスを考えると、安いコストだけを追求して、
内装業者を選択するのは、お勧めできません。

それならば、いっそのこと、1坪100万円で施工したら、どうでしょうか?

1坪100万円で50坪ならば、5000万円です。立派な医院や病院が完成するでしょう。もちろん、1坪100万円の内装ならば、高級な素材を使うことができるため、1坪50万円とは、見た目から違います。

でも、これほどの内装が最初から必要なのでしょうか?私は、必要とは思いません。すでに医院経営や病院経営で成功した院長が分院を出す場合は別です。

広告宣伝費を使って自費診療だけで行なう分院を出すこともありますし、今の患者の一部を誘導させる目的で高層ビルに分院を出すこともあるでしょう。どちらにせよ、ある程度の患者を見込んでいて、広告塔という意味も強く持つため、高い内装費をかけてもよいのです。

あなたが、今から医院開業するならば、それを見て、自分もこんなカッコいい内装にしたいと勘違いをしてはいけません。1坪100万円をかけるならば、それを回収するための戦略がなければ、お金をドブに捨てることになります。

お金持ちが、赤字でも良いと考えて、医院開業したから、こんなに豪華な内装になったのでは?と言う人もいますが、それは間違いです。赤字ではなく、今まで黒字で儲かってきたから、お金持ちになったのです。

裏に何の医院経営や病院経営の戦略もないのに、豪華な内装で造ってしまったら、絶対に、そのあとの資金繰りに苦しみます。

そもそも、医院開業するときに、大家に保証金を差し入れますし、医療機器も購入しなければいけません。それに一番大切な広告宣伝費に、お金を使わなくてはいけないのです。内装は、あくまで、来院した患者に対してのアピールでしかありません。

あなたがやるべきことは、それだけではなく、新しい患者を増やすことにも、かなりのお金を使わなくてはいけません。

あなたが、最初にレストランに行く時、インターネットで検索して、お店のメニューとその値段や内装の写真をチェックすると思います。そのとき、この内装はよい!という理由だけで、お店を選びますか?

だいたいのレストランは、写真の撮影をプロに依頼するので、綺麗に見えるのです。もちろん、料亭やホテルのレストランならば、内装や雰囲気で選ぶことがあるかもしれませんが、それは、最初から戦う土俵が違います。

郊外の路面店が、ホテルに入っているレストランと同じような内装を造って、競争しようなどと思わないでしょう。
そんなことをしても無意味だからです。

郊外の路面店には、そこにお客を呼び込むための方法が、もっと他にあるのです。

ということで、先ほども言いましたが、私は、最初の医院開業のときには、平均の1坪50万円の内装で十分だと思います。

だたし、その場合でも、医院開業の実績がある
内装業者を選ぶことは、絶対です。

建築基準法や消防法という一般の建物に適用される法律だけではなく、医療法によって、各室の面積が規制されたり、レントゲン室の防護措置や診療室の音漏れについては、保健所への確認も必要となります。それを怠って、医院開業した場合、ペナルティがありますし、修繕が必要となり、追加のお金がかかってしまうかもしれません。

私のところに相談があったときには、すでに内装業者に損害賠償を支払えと民事裁判を起こしている院長もいましたが、時間単価を考えると割に合わない結果となりました。

今から、医院開業して、内装を造りこもうと思っているならば、下記のことを、もう一度、考えみてください。

  • 【1】なぜ、その1坪当たりの内装の金額で合意したのか
  • 【2】内装によって、新規の患者に何をアピールしようとしているのか
  • 【3】開業後の広告宣伝のための資金は、確保できているのか
  • 【4】なぜ、その内装業者を選択したのか
  • 【5】内装が、医療法の規則に違反していないか、チェックしたのか

もう一度言いますが、あなたが今からやろうとしている内装は、一戸建てが完成する金額なのです。一戸建てを建てるときには、何度でも自分が住みやすい家だと納得するまで、検討し続けるはずです。そうしなければ、今から何十年間も住む家を、発注できません。

同じように、医院開業するときにも、あなたが納得するまで、内装について検討すべきです。

そこで、あなたは、何十年間も医院経営や病院経営を行うことになるのです。

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