あなたの医院や病院の売上を分解して、分析したことはありますか?

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2013/01/08
あなたの医院や病院の売上を分解して、分析したことはありますか?

あなたの医院や病院の売上を分解して、分析したことはありますか?私は、1年間に何人もの院長先生にお会いして話をする機会があるのですが、昨年末に訪れた関西の医院経営は、びっくりしました。

院長が、
「うちの医院は、スタッフと協力して、一流のホテル並みのサービスを提供することを目指しています」
と公言していました。

医院経営や病院経営はサービス業だと再度、気付かされたので、ここでいくつか紹介したいと思います。

その医院の診療科目は内科(院長の専門は心臓内科)で、常勤の医師が院長を含めて2人、非常勤の医師が2人、看護師が4人、それ以外のスタッフ(パートも含める)が5人で、合計13人の医院でした。

すぐに気付いたことは、下記の10項目でした。

  • (1)待合室に加湿器と体によい水が置かれていて、アロマの臭いが漂っていた
  • (2)待合室に薄型テレビが2台置いてあり、1台は環境ビデオ、もう1台は医院の診療内容を流している
  • (3)待合室の掲示板に予防医療の情報が流れ、かつ無料の小冊子が置かれている
  • (4)待合室の壁には近くの駐車場の案内図が貼られていて、そこを使ったときの無料チケットを配っていた
  • (5)玄関に手すり、小さな椅子が置いてあり、トイレもバリアフリーに改造されていた
  • (6)スタッフが患者の名前を覚えていて、話をするときには、必ず立ち上がっていた
  • (7)受付で、患者のコートや上着を預かってくれた
  • (8)患者を診察室に入れるときに、スタッフが深くお辞儀をしていた
  • (9)会計のときに、患者に院長からのメッセージカードを渡していた
  • (10)診療予約システムが導入されていて、患者が待つ時間が短縮されていた

1つ1つは難しくないことかもしれませんが、スタッフ全員に徹底されていることは、すばらしいと感じました。あなたの医院経営や病院経営にも取り入れられることがあれば、ぜひ検討してみてください。

これ以外にも、院長にインタビューしたところ、待合室の模様替えを定期的に行ったり、トイレ掃除は2時間に1度見回る当番を決めていたり、看護師も含めて、スタッフの研修も1ヶ月に2回は行っているとのことでした。

スタッフの業務は、看護師も含めてマニュアル化して、引継ぎ体制もしっかりしていました。
辞めるスタッフは少ないようですが、どうしても女性は結婚や出産などのイベントで抜けることもあり、それが院長の悩みのようでした。

「医院が患者に提供するサービスを向上させる努力は、やり過ぎることはない」

と言っていました。
 
これから、あなたの医院経営や病院経営でも、医業収益を上げるために何をすべきかを考えなくてはいけません。

上記の医院のようなサービスを真似することもよいのかもしれませんが、その前に、まずは、医業収益の構造を分析してみましょう。
そこから分かることが、かなりあります。

1ヶ月の医業収益
= 1人1日当たりの点数 × 1日当たりの外来数 × 診療日数
= レセプト1枚当たりの点数(1人1日当たりの点数 × 来院日数) × レセプト枚数

この数式のそれぞれの項目を増やすことができれば、医業収益が上がることになります。
よく見ると、明日から簡単に変えることができる項目と、変えるのに時間がかかる項目があります。

(1) 時間がかかる項目

【1】1日当たりの外来数

外来数は、ホームページを作ったり、駅に広告を出すなどの医療広告によって、増やすことができます。ところが、すぐに結果が出るものではありませんし、口コミなどは院長の努力では変えることができません。

【2】 レセプト枚数

これは外来数と同じです。
医院経営や病院経営で努力はすべきですが、簡単に増やすことはできません。

(2) 明日から変えることができる項目

【1】1日1人当たりの点数

患者への診察の項目や検査を増やせば、この1人当たりの点数は上がります。
院長が患者に説明して、納得してもらえば、明日から変えることができる項目です。

また、請求漏れがないようにチェックすること、初診患者を増やすことも、この項目を上げることにつながります。

さらに、最近では訪問診療に高い診療報酬点数が振り分けられていますので、そちらの導入も検討すべきでしょう。実際に、医院や病院に来られない患者もいますので、その人たちに喜ばれるはずです。

【2】診療日数

休診の日を少なくしたり、夜間早朝診療を行うことで、診療日数を増やすことができます。特に、夜間早朝診療を標榜し、その体制を整えることで、診療報酬点数が加算されます。これは、救急医療の混雑を解消するために、今後も点数が振り分けられるはずです。

【3】来院回数を増やす

総合病院の外来の診療報酬点数はずっと削られてきたことで、長期間の薬を出す傾向があります。外来患者が来るのを避けているのです。
そこで、個人医院では院長が患者に説明を丁寧にしたり、先ほど紹介したサービスを厚くすることで、差別化を図れます。

この数式は、すべての医院や病院に共通するものです。
しかも、これらの数字はレセコンから、簡単に打ち出すことができます。

必ず、自分の医院や病院の数字を把握するとともに、昨年度との比較、1年間の推移も見てください。

それによって、あなたの医院経営や病院経営の医業収益を増やすために、何をすべきかが分かってくるはずです。

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