どうすれば、あなたの医院の初診率が上がるのか、教えます。

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2015/12/30
どうすれば、あなたの医院の初診率が上がるのか、教えます。

どうすれば、あなたの医院の初診率が上がるのか、教えます。

外来のうち、最初に新患で来たときには、新規に医院や病院で登録するので、「初診患者」と呼び、治療を続けて、継続的に来院すると、「再診患者」と呼ばれます。
この治療が終われば、患者は、医院や病院に来なくなり、再度、病気になって来院すると、「初診患者」となります。
全体の患者数に対する、初診患者の数を、初診率と呼びます。

初診率 =
初診患者の数 ÷ (初診患者の数 + 再診患者の数)

簡単に言えば、医院や病院に、1日100人の外来患者が来ているとして、そのうち初診患者が、15人とすれば、初診率は15%と計算できます。

 

厚生労働省は、社会医療診療行為別調査で、「病院の外来数」を集計し、医療施設調査で、「初診率」を算定しています。
病院の初診率については、12%が平均です。
診療所の初診率は、14%となっていて、病院の外来の数字とあまり変わりませんが、やはり少し高めです。

さらに、診療科目別の初診率に見ると、内科が11%、皮膚科24%、小児科25%、整形外科8%、精神科4%、眼科17%となっています。
整形外科や精神科は、一度、病気になると予約を取って、何度も通うことになるので、初診率が低いことは理解できます。

一方、急患が多い、小児科、皮膚科、眼科はどうしても、初診率が高くなります。
内科は、風邪で急患が多いイメージがありますが、実際には、慢性疾患の患者も多いため、そこまで、初診率が高いわけではないのです。

 

ここでは、分かりやすいように、内科で考えてみましょう。

あなたが内科の医院や病院を経営していたとして、病床はゼロとします。
1日の外来患者が50人、初診患者が10人とすれば、初診率は20%にもなります。
つまり、初診患者が10人いたら、本当ならば、11%の初診率ですから、1日の外来患者を90人にまで上げるポテンシャルがあることになります。

もちろん、医師1人で、1日90人を診るのは難しいですが、もっと再診患者を増やすように努力すれば、延べ患者数を増やすことができるのです。

院長先生が、一言、
「病状の経過が心配ならば、もう一度、確認のために、外来に来てください」
と声をかけるだけで、再診患者は増えます。

ただ、もしかしたら、競合が少ないことで、初診患者が多く、患者の満足度が低くて、再診患者が少ない場合もあります。
この場合には、近くに、同じ診療科目の内科が開業すると、一気に、患者が減ってしまうこともあります。

患者から、満足度などのアンケートを取ることで、医院経営や病院経営をチェックしていきましょう。

もし、患者の満足度も高く、初診率も高いならば、診察室を増やす投資を行い、新たに医師に手伝いに来てもらうことで、医院や病院の医業収益を一気に上げるチャンスです。

 

一方、医院や病院の初診率が、平均と比べて、低いこともあります。
この場合には、医業収益も伸び悩み、院長先生も少し焦っている可能性があります。
というのも、初診率が低いと、結果的に延べ患者数(外来患者の数をすべてカウントする)が少ないことが多いからです。

また今は延べ患者数が多くても、初診患者が減ってくると、どうしても患者が完治していくので、半年後、1年後には、医業収益は下がってしまいます。

例えば、あなたが内科を開業しているとします。

1日の外来患者の数が50名で、そのうち、初診患者が4名とすれば、初診率は8%となります。
50人の外来患者の数は低い数字ではありませんが、この場合には、初診率を上げることに集中すべきです。

ということで、すぐに駅やバスの広告を増やしたり、ホームページをリニューアルしたり、積極的に広告に投資を行う医院や病院があります。
医療広告を出すことは、確かに、必要ですし、集患につながり、初診率を上げます。

ただその前に、ちょっとだけ、やっておくことがあります。

それは、受付の社員の教育です。

 

(1)予約時間の整理

初診患者が少ないのは、

  • ① 朝、内科の医院に行ったら、患者がすでに並んでいて、それを見て嫌になった
  • ② 初診患者として行ったら、他の患者はどんどん呼ばれるのに、2時間も待たされた
  • ③ 精神科で予約の電話をしたら、1ヶ月後と言われた
  • ④ 整形外科で、次の予約をしたけれど、治療時間を教えてもらえない

というように、初診患者を受け入れる、もしくは再度、初診患者として来てくれる体制が整っていないことが、もっとも大きな原因になっていることが多いのです。

初診患者を増やすには、それを受け入れる時間を作っておく必要があります。

例えば、内科や耳鼻咽喉科で、予約システムを導入している場合、1時間の患者を時間一杯に入れてはいけないのです。
少し院長先生の手待ち時間があるぐらいで、予約を入れいかなくてはいけません。
もし、予約システムが導入されていない場合でも、初診患者をずっと後回しにして呼んでいたら、二度と来院してくれないでしょう。

精神科であれば、初診患者には時間がかかるので、毎日、お昼の12時から1時間は初診患者のための診療時間と決めてしまうべきです。

また、整形外科などは、内科や耳鼻咽喉科と違い、診療時間が長くなることもあります。
患者も、予約を入れたあとの時間に、何か用事が入ってしまうかもしれません。
患者が窓口で精算するときに、次回の予約を取ってもらうとすれば、診療時間が長くなる場合には、それを事前に伝えておくべきです。

いつも、診療時間が長引く医院や病院ですと、患者に用事が入った瞬間に、キャンセルする可能性があるからです。
それが続くうちに、患者としては行きづらくなり、転院して、二度と、初診患者として来ることはなくなってしまいます。

もちろん、受付の社員は、そんなこと分かりませんから、院長先生がカルテの所定の場所に、次回の診療時間を記載するか、口頭で事前に伝える必要があります。

 

(2)受付の対応

患者が初診患者として、医院や病院に行ったときに、イメージが悪いと、やはり二度と来院してくれません。

でも最初に患者が会うのは、院長先生でも、看護師でもなく、受付の社員なのです。

単なる事務をやってもらえばよいとは考えずに、医院や病院の顔なのだという認識を持ち、本人にも自覚させることが大切です。

 

(3)待合室の工夫

医院や病院では、どうしても、患者が10分以上は待つことが普通です。
窓口で精算するときも、院外薬局がほとんどになったとはいえ、やはり呼ばれるまでに時間がかかります。

つまり、診察室で座って院長先生と話をするよりも、待合室の椅子に座っている時間の方が長いのです。

初診患者として来た医院や病院の待合室での時間が、苦痛だったと感じると、二度と来ません。

例えば、老人が座りやすいように、座高が高めの椅子を置いたり、雑誌も昼と夕方で種類を変えたり、会話がテロップで流れるテレビを備え付けたり、子供が遊べるスペースを作ったりなど、工夫してみましょう。

それ以外にも、当然のことですが、スリッパの向きを整えたり、トレイが綺麗か見回りの回数を増やしたり、加湿器を置くなど、気がつくことはすぐにチェックしてください。

 

このように、初診患者が少ないのは、医療広告よりも、自分たちの医院や病院の受付に問題があるかもしれません。
それらを見直さずに、医療広告で、集患を一生懸命やったとしても、初診患者が完治したあと、次の初診患者としては来なくなり、費用対効果も合わず、初診率も上がらないのです。

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